アルチザン・コンペティション AATS-60MLST/Fのインプレ
今回は「アルチザン・コンペティション AATS-60MLST/F」のインプレです。
何度か試投させていただいて、「絶対欲しい！」ってなったロッド。
とにかくソリッドティップが繊細。
ただ、いざ届いてみてじっくり触ると「こんなにティップやわらかいんか！」ってなります。
ティップセクションだけなら確実にULかSULのソフトさです。
スモールマウスバスを釣るロッドのテーパーです。
こういうロッドを作るのがまさにエバーグリーンですよね。
「こんなのでクランク投げれるんかなぁ」と思います。
でもキャストしてリトリーブすると意外にフィーリングは普通にMLのパワーです。
そして魚がバイトした時やルアーにアクション入れるときはソリッドの繊細さが本領発揮する感じです。
曲げるとこんな感じ。
（うちの奥さんがペピーノに使ってます）
ティップは柔らかいけど、ベリーがかなり強くてしっかり残ります。
現在はＲＣマイスターエステルの0.35号、リールは２３ヴァンキッシュをくっつけてます。
主に
・モカ～ミートＭＲなどのミッドクラスのクランク
・ニョロ系クランク
・２グラムくらいまでのスプーン
・マジックジャーク
なんかに使っています。
千早川にプライベートで行くときなんかだと、アルチザンの６１Ｌとこの６０ＭＬＳＴさえあれば他は要らないんじゃないかな？って思います。
マジックジャークに関しては水深があったり魚が遅すぎるところだとこのロッドだと掛らない気がしますが、クリアである程度魚にスピードがある状況なら十分掛けれます。
あと2グラム前後のスプーンを巻き上げるような釣りで「ゴンっ」て入るような状況だとこのロッドのティップがいい仕事します。
特に大会などでプレッシャーが掛かって「コッ」っていう強くて短い当たりで掛からなかったり、すぐにバレてしまうような状況が多発するようなときにこのロッドを使うと劇的に改善することがあります。
先日のサンクチュアリの大会もこのロッドがなければ間違いなく予選で終わってました。
（まあ準決勝で散りましたが）
注意点としてはかなりティップがソフトなので魚を寄せるときに他のロッド以上にベリーを曲げることを意識したほうがいいかと思います。
できれば2本ほしいロッドではあります。
このロッドに0.35号と0.3号の2本をセットしたいなと。
まぁこの価格のロッドを2本買うというのはなかなか勇気いりますが。。。